セロテープで補修された8ミリビデオ

先日、8ミリビデオのダビングのご依頼がありました。周期的にノイズが入るため、テープの異常と判断、8ミリビデオテープを分解してみました。
ビデオテープを拝見しますと、一定間隔で折れ目が入っていました。

8ミリビデオの折れ目

8ミリビデオのテープを取り出して、折れ目をずっと追っていくと、大きな山を発見。

セロテープで補修された箇所がありました。

セロテープ

セロテープで補修した箇所の糊が乾いてしまったせいか、しなやかさが失われ、巻きリールに大きなコブが発生していました。
このコブのせいで、正常な箇所にも折れ目が付いてしまったと思われます。このままではテープにも機械にもよくないため接合し直しました。

8ミリビデオの接合

セロテープは糊が溶けたり、乾燥して硬くなったりとビデオテープの補修には不向きです。セロテープで補修した記憶がある方は、ダメージが広がる前に、早めにチェック・ダビングされる事をお勧めします。

 

8ミリビデオテープの外見(富士フィルム)

ダビングをしていると、本当に様々なビデオテープに遭遇します。今回は、富士フィルムの一部を紹介します。振り返ってみるとVideo 8のテープがほとんどなく、大半がHi8 (ハイエイト) です… デジタル8のデザインは見た記憶がありませんので、出なかったのかな?(かなり記憶が曖昧(笑))

Video8-Fuji super AG DC

Fuji Hi8 きれい撮り

Fujifilm Hi8 MP

Hi8 MP Fuji

Fuji Hi8 MP

Fuji Hi8 Super DC

Hi8-きれい撮り

ちょっとずつですが、モデルチェンジしてますね^^

8ミリビデオ

キヤノン Hi8 MB-E30 からの8ミリビデオ取り出し

先日のテープ取り出しは、キヤノンのビデオカメラ、MB-E30でした。8ミリビデオより画質の良いHi8対応モデルです。

キヤノンハイエイト MB-E30

まず8ミリビデオテープ側のサイドが外れるまでネジ類を取ります。

MB-E30 分解

ギアを回して、ビデオヘッドがテープと離れるところまでアンロードします。

MB-E30 途中までアンロード

テープが折れないように、カセット内部へ戻します。

MB-E30 テープ収納

テープを挟まぬよう気を付けながら、最後までアンロードします。

8ミリビデオをエジェクト

無事取り出すことができました。
念のため、テープの状況を確認して、異常がないことを確認し、返送いたしました。

出なくなってしまったビデオをお持ちでしたらお気軽にご相談ください。

 

Hi8 取出し

ソニーハンディカム CCD-TR2から8ミリビデオの取り出し

先日はSonyの8ミリビデオカメラ、ハンディカム CCD-TR2からのテープ取り出しのご依頼でした。
テープ取り出し側を中心にネジ取ってばらします。

ccd-tr2の分解

テープが折れないようにケースに巻き取りながらエジェクト。

Hi8取出し

8ミリビデオ、無事取り出せました。

Hi8 取出し

ビデオカセットの窓からカビが見えましたので、テープをほぐしてクリーニングを実施。無事ダビング出来ました。

 

映像なし?&カビ?の8ミリビデオたち

先日まとまった8ミリビデオをお送りいただきました。

最初は、うちより安い業者さんに出されたものの・・・返ってきたとの事。

カセットを見ると、多数の映像なしのシール。

映像なし

どんなテープかと、恐る恐る入れてみましたが、方式が違っただけのようで、全く問題なく普通に再生できました(笑)

そしてカビでNGと書いてある8ミリビデオも数本。

カビありの8mmビデオテープ

カビの生えたビデオテープは、そのまま入れるとテープが切れてしまいますので、すべて分解、チェック。が、しかし、カビはどこにも見当たらず(笑)

結局、切れることもなく、画が乱れることもなく、普通にダビングして納品させていただきました^^

安いことはいい事だと思いますが、安い=時間がかけられない という事。安い料金だと、テープを検証する時間すら割けないのが実状で、仕方ない事だと思います。しかしながら、私たちは意地でも再生したいひねくれ者(笑) なので、どうしても今の料金体系になってしまいます(笑) どうもすみません(^^;

 

8mmビデオのテープパス

8mmビデオも登場から30年以上経ちますが、実は初代のビデオカメラなどでは、現行と異なるテープパスが採用されていました。一般的な型はこのパターン。

8ミリビデオのテープパス(M字)

M字のようにヘッドに当てるパターン。メカがシンプルなのでコストが安いのが特徴です。中期~後期はこのパターンでした。

そして最初の頃採用されていたのがこのパターン。

8ミリビデオのテープパス(U字)

筆記体のUを描くようなテープパスが特徴です。テープへの負担が少ないみたいですが、ヘッドの周りをぐるっと通すため、可動部品が多く、コスト的にはやや難といったところでしょうか。ベータマックスの逆巻きのような形状です。

ビデオテープが取り出せなくなった場合、M字のパターンは簡単なのですが、U字のパターンだと結構大変。ドツボにはまります(笑) テープの取出しでお困りでしたらお気軽にご相談下さい。←ちゃっかり宣伝(笑)

 

8ミリビデオテープの分解

8ミリビデオテープ内

ちょっと前までポピュラーだった8ミリビデオカセット。 Video8、Hi8、Digital8などの方式で採用されてきました。 そんなビデオテープにカビが生えてしまったり、テープが切れてしまったりすると、ビデオテープを分解したくなる事があります。電話等でたまに分解方法を聞かれますので、簡単に紹介したいと思います。

8ミリビデオテープを分解するには、まず裏返しにして、ネジを取ります。(下記写真)

8ミリビデオテープの分解ネジ

標準的なテープは5個ですが、後期型はネジを使わない圧着式の場合があります。この場合は、割る必要があります。

ネジを取りましたら、テープを表向けにして、左側の前ぶたロックを手前に引いて、上蓋を持ち上げます。(下記写真参照)

8ミリビデオ・前ぶたロック機構の解除

これで内部へアクセスできるかと思います。テープをはずす前に気を付けていただきたいのは、先ほど指先で動かした前ぶたロックのバネの有無、形状、はめ方を覚えておいて下さい。この部分は、メーカーや製造時期により異なりますので、必ずご確認ください。例として、下記写真の上段のように専用バネを使うもの、中断のように組み込まれている物、下段のようにバネのないものがあります。

8ミリビデオテープの前ぶたロック機構

このロック機構さえクリアできれば、分解・組み立ては簡単です。テープを素手で触らない限り、問題なく元に戻せると思います。もし万一戻せなくなった場合は、有償にて組立いたします。お気軽にご相談下さい。

 

8ミリビデオウォークマンの分解

少し時間がありましたので、ちょっと前から電源が入らなくなった8mm専用ビデオウォークマン、GV-A700を分解してみました。

電源を入れるとピッと音はしますが、動作せず。液晶も真っ黒。オールリセットもNG。つい先月までは問題なく動いていたので、ケーブルの接触不良かなと、ありとあらゆるフレキシブルケーブルを外して取り付け直してみました。

GV-A700基盤

電源を繋いでもうんとも言わないので、再度オールリセットを実施。

すると無事電源が入りました。

GV-A700

液晶一体型ですと、ちょっと中身を確認したりする際に大変重宝します。無事直ってほっとしました。

 

 

8ミリビデオの癒着

湿度が多い環境下で保存しますとビデオテープにもカビが発生します。カビが発生しますと下記のように、巻取られたテープの上部と下部を中心に生えます。

カビの生えた8ミリビデオ

一度生えたカビが乾燥すると、硬い塊になり、テープ同士がくっついてしまいます。この状態で再生しますと、癒着した部分からテープが見事に裂けます。

癒着によるビデオテープの裂け

裂けてしまいますと、接合テープを貼るために切り口を整えます。このため、映像が一部失われてしまいます。

クリーニングを行うことによって大半は救済できます。

カビ取り後の8mmビデオ

しかし、少しでも映像を失わないために定期的にテープのチェックと空走行(早送り・巻き戻し)を行うことを心がけて下さい。もしテープが切れたり白いカビを発見しましたら、お早めにご相談下さい。

ハッピービデオライフ♪

8ミリビデオテープの外見(TDK)

今回はTDKです。

コストパフォーマンスは結構良かったと思います。VHSのHSなども評価高かったですね。このシンプルなデザインが結構好きです。

カビの発生のしやすさは、マクセルほどではないですが、生えてるものもよく目にします。
tdk hs30

tdk hs120

tdk mp60

8ミリビデオはテープが細い上に小さいので、カビが生えると癒着して切れてしまうのが難点です。