Hi8 ビデオテープ 取り出し

Hi8 ビデオの取り出し (京セラM1)

先日、京セラ M1 Hi8 ビデオカメラからのテープ取出し依頼のお仕事をいただきました。 ありがとうございます。 M1の作業は恐らく2回目、ボタンやメカの配置を見る限り、ソニーハンディカム CCD-SC55と同じ感じがしました。

京セラ M1 Hi8 ビデオカメラとソニーハンディカム SC55
京セラ M1 Hi8ビデオカメラとソニーハンディカム SC55

この機種は、シャープ液晶ビューカムのように両手でホールドをする機種で、 ビューファインダーではなく背面モニターを見ながら操作するタイプです。 一般的な8ミリビデオカメラと構造が異なるため、取り出し方も若干異なります。 通常の取出しは、メカ側を上にして作業するのですが、この機種は、ローディングモーターがカメラ前面にあるため、カメラ前面を開け、メカ側を下にした状態で作業します。

Kyocera M1 前面を開けたところ
Kyocera M1 前面を開けたところ

アップの写真はないのですが、レンズ脇のギアがローディングを動かすギアです。 メカやテープが反対側なので、勘とメカ音を頼りに作業します(笑) ギアを動かしただけでは、テープは巻き取られませんので、アンロードの途中でいったん止め、リールを回してビデオテープをケース内に収納します。

Hi8 アンロード途中
Hi8がたるんだ状態。このまま取り出すと皺に。

はみ出ているビデオテープを巻き取って、最後までアンロード作業を行うと作業完了です。

Hi8 取り出し

Hi8ビデオテープの取り出しでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

東芝 RD-XV33

東芝 RD-XV33 からのビデオテープ取り出し

昨年の暮れですが、東芝 RD-XV33 VHS一体型DVDレコーダーからビデオテープが出てこないという事で、ビデオテープ取り出しのため分解しました。

VHS一体型DVDレコーダーを分解してみた所、原因はVHSデッキ内部部品の劣化でした。部品が溶けてビデオヘッドに付着していました。

汚れたビデオヘッド
ビデオテープ取り出し

この状態の中テープを走行させたため、ペースト状になった部品がテープ側にも付着、結果、ビデオデッキもビデオテープも走行不能となりました。

これ以上ビデオテープが溶けた部品に接触しないようにと、テープを弛ませながら取出し作業を実施。デッキから取り出した後は、ビデオテープのクリーニング。

VHSビデオテープに付着した汚れ

汚れてしまったビデオテープの表面から、丁寧に付着物を取り除きました。走行テストを無事終え、作業完了です。

ビデオデッキも市場から消えて大分経ちました。まだダビングされていない方はお早めにデジタルへ移行されることをおすすめいたします。


Hi8 取出し

ソニーハンディカム CCD-TR2から8ミリビデオの取り出し

先日はSonyの8ミリビデオカメラ、ハンディカム CCD-TR2からのテープ取り出しのご依頼でした。
テープ取り出し側を中心にネジ取ってばらします。

ccd-tr2の分解

テープが折れないようにケースに巻き取りながらエジェクト。

Hi8取出し

8ミリビデオ、無事取り出せました。

Hi8 取出し

ビデオカセットの窓からカビが見えましたので、テープをほぐしてクリーニングを実施。無事ダビング出来ました。

 

ビデオテープ取出し

京セラ DV-L100 から miniDV 取出し

昨日のビデオテープ取出しのご依頼は、京セラ DV-L100 デジタルビデオカメラです。miniDV方式で、内部構造からみると、ソニー DCR-TRV7のOEMのようです。最初通電を試みたものの、電源回路が弱っており、自動で排出できず。分解して救済する事にしました。この世代のビデオカメラは、分解しやすいので、比較的楽です。

京セラ DV-L100 テープ取出し

別の電源から電気を供給、miniDVテープを傷めないようにゆっくり進めます。

ビデオテープ取出し

無傷で取り出せました。DVDへダビングしてテープとともに発送させていただきました。

miniDV取出し完了

メカの方は、そのうち液晶は映るようになったのですが、ローディングメカは全く動かず、基板がダメなようでした。

ビデオテープの取出しでお困りでしたら、有償にて承ります。

8mmビデオのテープパス

8mmビデオも登場から30年以上経ちますが、実は初代のビデオカメラなどでは、現行と異なるテープパスが採用されていました。一般的な型はこのパターン。

8ミリビデオのテープパス(M字)

M字のようにヘッドに当てるパターン。メカがシンプルなのでコストが安いのが特徴です。中期~後期はこのパターンでした。

そして最初の頃採用されていたのがこのパターン。

8ミリビデオのテープパス(U字)

筆記体のUを描くようなテープパスが特徴です。テープへの負担が少ないみたいですが、ヘッドの周りをぐるっと通すため、可動部品が多く、コスト的にはやや難といったところでしょうか。ベータマックスの逆巻きのような形状です。

ビデオテープが取り出せなくなった場合、M字のパターンは簡単なのですが、U字のパターンだと結構大変。ドツボにはまります(笑) テープの取出しでお困りでしたらお気軽にご相談下さい。←ちゃっかり宣伝(笑)

コンパクトVHSカセットの取り出し

ビデオカメラに閉じ込められたビデオテープを救済するサービスをやっています。8ミリビデオは数も多く慣れていますが、VHS-Cのビデオカメラはあまり来ません。

基本的には構造が同じなので、取出しそのものは難しくないのですが、分解工程はメーカーや機種によって違いますので、ちょっと時間がかかります。今回も初めての機種だったために、必要以上にバラバラになってしまいました(笑)

コンパクトVHSの取り出し

ビデオテープの方は無事救出、DVDへのダビングも無事終えて、先ほど発送できました。

日々練習、修行ですね^^

8ミリビデオテープの分解

8ミリビデオテープ内

ちょっと前までポピュラーだった8ミリビデオカセット。 Video8、Hi8、Digital8などの方式で採用されてきました。 そんなビデオテープにカビが生えてしまったり、テープが切れてしまったりすると、ビデオテープを分解したくなる事があります。電話等でたまに分解方法を聞かれますので、簡単に紹介したいと思います。

8ミリビデオテープを分解するには、まず裏返しにして、ネジを取ります。(下記写真)

8ミリビデオテープの分解ネジ

標準的なテープは5個ですが、後期型はネジを使わない圧着式の場合があります。この場合は、割る必要があります。

ネジを取りましたら、テープを表向けにして、左側の前ぶたロックを手前に引いて、上蓋を持ち上げます。(下記写真参照)

8ミリビデオ・前ぶたロック機構の解除

これで内部へアクセスできるかと思います。テープをはずす前に気を付けていただきたいのは、先ほど指先で動かした前ぶたロックのバネの有無、形状、はめ方を覚えておいて下さい。この部分は、メーカーや製造時期により異なりますので、必ずご確認ください。例として、下記写真の上段のように専用バネを使うもの、中断のように組み込まれている物、下段のようにバネのないものがあります。

8ミリビデオテープの前ぶたロック機構

このロック機構さえクリアできれば、分解・組み立ては簡単です。テープを素手で触らない限り、問題なく元に戻せると思います。もし万一戻せなくなった場合は、有償にて組立いたします。お気軽にご相談下さい。

 

ミニDVビデオカメラ分解中

手が空いた時に分解したミニDVビデオカメラとHDVビデオカメラ。

ミニDVビデオカメラの分解

片方は頂きもので、もう片方はだいぶ前に故障品として入手。
いずれも部品交換が必要なため、途中で止まってしまってます。どちらも既に生産終了の部品が必要なので
海外の修理工房から部品を取り寄せ中ですが、果たして届くまで組み立て方を覚えていられるかどうか(笑)

ちなみに当方では、機械の修理は行っておりません。単に分解するのが趣味です(笑)

 

MiniDVを取り出してみました

今日のご依頼はMiniDVの取出しです。ビクターGR-D33という機種は、初めてでしたので、時間がかかってしまいました。
MiniDV 取出し

ローディングされた状態で長年眠っていたもののようで、テープに変形跡がついていました。取出し後、気化した油類を取り除いて終了です。
テープが取り出せずお困りの方、期間限定500円(組立なし・本体廃棄時)で行っておりますので、お気軽にご相談ください。

8ミリビデオウォークマンの分解

少し時間がありましたので、ちょっと前から電源が入らなくなった8mm専用ビデオウォークマン、GV-A700を分解してみました。

電源を入れるとピッと音はしますが、動作せず。液晶も真っ黒。オールリセットもNG。つい先月までは問題なく動いていたので、ケーブルの接触不良かなと、ありとあらゆるフレキシブルケーブルを外して取り付け直してみました。

GV-A700基盤

電源を繋いでもうんとも言わないので、再度オールリセットを実施。

すると無事電源が入りました。

GV-A700

液晶一体型ですと、ちょっと中身を確認したりする際に大変重宝します。無事直ってほっとしました。