本日のご依頼は、シャープデジタルビデオカメラ、デジタルビューカム VL-FD1 からミニDVビデオテープの救済でした。取出しを試みたためか、カセットローディングメカの一部が破損しています。
まずは、ピンチローラー、ガイドポスト、アーム等をイジェクトできる寸前まで後退させます。精密ドライバでちまちまギヤを回すか、別途電源を用意してローディングモーターを作動させます。 部品が後退しない場合は、メカに異常があります。 この場合は、テープユニットが剥き出しになるまで分解して、ローディングモーターを切り離します。(今回は不要でした)
VL-FD1 は、ガイドポスト類を後退させてもテープは出たままですので、カセット下のアイドラーギヤを精密ドライバー等でちまちま回し、たるんだテープをカセット内に取り込みます。
弛みが取れたら、ガイドポストを動かした時と同じように、給電もしくはギヤを回して、イジェクトモードまで進めます。
無事取り出せました。
カセットローディングメカのフレームを歪めますと、余計にビデオテープが取り出せなくなり、テープへの傷が入るリスクが高くなります。
もしご自身で取出しされる場合は、力尽くではなく、ネジを取り除くなどして分解する形で作業して下さい。
取出しでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。